2018/04/15
去る3月31日、「喫茶去サロン」を催した訳ですが、改めてお茶を点てられるということは幸せなことだと感じた次第です。 茶道を修めてよかったことは、と尋ねたならば、たくさんの答えが返ってくるでしょう。道具に重きを置く方もいるでしょう。またそういう成長の段階も経るものです。点前順序しかり、大寄せ茶会しかり。 私にとっては、どうかと自問自答してみれば、とにかく誰かにお茶を点てられるということがなにより楽しいことなのです。茶道を身につけたことで堂々と自信を持って茶を点ててもよいのです。これは、それだけで素晴らしいことです。ただドリンクとしてではなく、ただ遊興のためのものではなく、茶の湯に求められた条件を満たして万事込められていれば、どんどん点てていいのです。 どんどん点てようとおもいます。 また社中のお弟子さんたちにも、たくさんの実践の場を作って差し上げたいと思っております。
2018/02/25
手紙をしたためる機会がめっきり減ってしまいましたが、いただくことがあるとことのほか嬉しく感じます。 そこにはまず時候の言葉があらわされ、そうかもうそんな季節かと気づかされたりもいたします。 時の到来と移ろいに己の身をおいて、きっとあの人も、と同じ想いの中で言葉を交わせることは幸せに違いありません。 稽古場に活ける花も自分で育てたものにしています。私の居場所は今こんな季節です、という時候の挨拶に代えさせていただいてます。 また巡ってきたと思い出したら、嬉しい瞬間ですね。

2018/02/18
お茶席の楽しみのひとつはお菓子でありましょう。できる限り手作りするように心がけております。柚子を蜜煮にしておいたものをいかして蒸しようかんにしてみました。名前がないのでお弟子さんたちが銘を考えてくれています。

2018/02/18
本日は茶箱のお稽古をしております。 一年中、いろんなところでお茶を楽しめる、実用的なお点前です。ですから当塾では四季を通して練習します。

2018/02/11
灰を鑑賞の対象にするなどという発想をしたのはいったい誰だろう。炉辺に寄り合って眺めて楽しむ時間を設けたのは、素晴らしいと思います。  炭点前の上達が湯の味に直結する訳ですから、お炭の稽古には特に時間をかけております。使用する炭も稽古用などではなく、本番のものでいたします。湯の味を舌で記憶していただいております。

2018/02/10
先日のお稽古日、こんな楽しい帯でいらしたお弟子さん。意表を突かれたのがとても嬉しく、あえてそのことをおっしゃらないところがまた粋だなと感心いたしました。  語りつくさないという文化は発見する楽しさにつながってゆくように思います。